大きな差が出てくる退職後の資金運用――リターン・シークエンス・リスクを考える(1)
東洋経済オンライン
大きな差が出てくる退職後の資金運用――リターン・シークエンス・リスクを考える(1)
100歳までの長期投資の著者である岡本和久氏の記事です。
関連記事
ロールオーバー世代の資産運用 ~50歳代のための20年プロジェクト
リターン・シークエンス・リスクとは、
シナリオ
平均リターンが同じでも、リターンがどのような配列、どんな時期に
発生するかで、その後の資産残高に大きな差がついてくること。
記事には幸運シナリオと不運シナリオがあり、どちらも前提条件は
平均リターンを3.5%、リスクを8.5%と同じです。
64歳 | 80歳 | 90歳 | 95歳 | 100歳 | |
幸運シナリオ | 3,000万円 | 3,000万円 | 2,000万円 | 1,600万円弱 | 1,000万円 |
不運シナリオ | 3,000万円 | 1,500万円 | 500万円 | 0円 | 0円 |
資産を形成し、活用する時のリターンによってはその後のライフプランを
大きく変更をしなければならない事態が起こります。
資産の引き出しを定率に
対策としては不確実性を下げるためにリスク資産の割合を減らす、
資産の引き出しを定額ではなく定率にするなどが考えられます。
やはりいちばん大切なのは、毎年、資産運用計画と現実に
起こったこととのブレを検証しながら、
運用を続けるということだろうと思います。
退職後の資金使途を、
ニーズ(生活に必要なもの)
ウォンツ(余裕)
ウィシェズ(できたら欲しいもの)
ドリーム(夢)
などに
分類し、退職後資金の増減に合わせて、将来の支出のどの部分までが
現在確保されているのかを確認しながら
生活スタイルに修正を加えることも必要だと思います。
計画を立てたらほったらかしではくPDCAを回すことが大事ですね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません