2011年の運用成績ランキング
YOMIURI OLINE
2011年の運用成績ランキング
「2011年12月末に運用されていた公募の追加型投資信託のうち
1年以上運用されているものは3271本あり、そのうち1年間の
運用成績がマイナスになら
なかった(損失が出なかった)のは673本、
比率にすると21%で、それ以外の約8割の投資信託が
運用成績はマイナスでした。」
「全体的には約2割が損失を免れた結果ですが、純資産30億円以上で見ると、
“専用投資信託"では約3割がマイナスではなく、比率において12%の差が
出ています。
“専用投資信託"では、一般の投資信託に比べて信託報酬が安く
設定されているものが多いのでその影響が現れているのかもしれません。」
※レポートより引用
2011年の運用環境が芳しくなかった事が伺えます。
また3000本以上の投資信託がある中で低コスト・国際分散・長期の
キーワードに合致する投資信託は100本もないのが現状です。
投資家が得るリターン=ファンドの成績-信託報酬(コスト)
なので低コストの投資信託がリターンに直結するという結果が判明しました。
2011年一番運用成績が良かったファンド
※レポートより引用
HSBCインドネシア債券オープン(毎月決算型)でした。
しかし、インドネシアを投資対象とする投資信託は他にランキングに入っていません。
30位までの詳細ランキング(pdf)を見てみると、意外ですが
高利回りの外国債券に投資するものが入っています。
これは
「円に対して「為替ヘッジ」を行って円高での為替差損のリスクを抑制した、
為替が粘り腰を見せたオーストラリアドル建ての債券を中心に投資を行った」
が理由です。
ちなみに先日行われたFund of the Year 2011 の授賞ファンドの成績は
以下のようになっています。
ファンド名 | 年間騰落率(%) |
CMAM外国株式インデックスe | -9.69 |
結い 2101 | 2.55 |
eMAXIS 新興国株式インデックス | -20.11 |
ひふみ投信 | 4.38 |
ニッセイ日経225インデックスファンド | -13.70 |
※投信まとなびより
新興国株式のボラティリティの高さと、
キャッシュとリスク資産を使い分けるひふみ投信が目立ちます。
2012年はどんな投資信託がランキングに登場するのでしょうか。
一つ確実なのは私にはどの投資信託がいい好成績を収めるのか
予測できないということです。
対策としてリスク許容額の範囲内で低コスト国際分散投資を
継続して行い、市場に参加していきたいです。
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