「隠れコスト」を考慮した投資信託選び
モーニングスター
2012年は「隠れたコスト」も考慮した投資信託選びを
投資においてリターンを確実に上げる方法。
それはコストを下げることです。
投資信託にかかるコストと言えば
・販売手数料・・・購入時にかかるコスト
・信託報酬・・・投資信託を保有している期間にかかるコスト
・信託財産留保額・・・解約する際にかかるコスト
です。
投資信託の目論見書に記載されています。
販売手数料は目立つ
敏感に反応する投資家は多いです。
信託報酬は日々の基準価額から差し引かれるので
コストという実感はしにくいです。
Yahoo!ファイナンスなどに提示されている投資信託の基準価額は
既に信託報酬の額を差し引いたものとなっています。
長期投資をする上で高い信託報酬は運用資産に対して
確実に悪影響を与えます。
更に隠れコストと呼ばれるものも存在します。
(投資信託ブロガーの方が使われているので統一)
隠れコストとは
「「投資信託の決算後に運用報告書を確認しないと分からないコスト」
実は目論見書にも「隠れたコスト」についての記載はあるが、
「その他の費用・手数料」という項目に分類されており、未発生の費用であり、
かつ運用状況などに応じて不確定であるため具体的な数値は記載されていない。」
とあります。
運用報告書のなかの「1万口当たりの費用明細」という項目に記載されています
・売買手数料・・・売買にかかるコスト
「売買を頻繁に行う投資信託や、資金の流出入が大きい投資信託は
売買委託手数料が高くなる可能性が大きい。」
・有価証券取引税・・・売買代金に付随してかかるコスト。
「新興国株式に投資をする投資信託で高くなる傾向がみられる。」
・保管費用・・・海外資産を現地に保管する際に発生する費用。
「保管費用には金融取引税やカラ売りを行うヘッジファンドの
貸株料が加算される場合もある。」
隠れコストを確認するには投資信託の運用報告書を見ます。
実質保有コスト率(%)=
運用報告書にある「1万口当たりの費用」の合計÷期中平均基準価額×100
で算出できます。
モーニングスターの各投資信託のページの「コスト」のなかにも
詳細に掲載されています。
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記) 水瀬 ケンイチさん
投資信託のいわゆる「隠れコスト」って何?
補足ですが、「隠れコスト」は、信託報酬と違い毎年同じではなく、
その年によって変わる場合が多いようです。
毎決算毎に信託報酬を確認したほうが良いです。
なので、
投資信託の実質保有コスト(経費率)=信託報酬+隠れコスト
という事を意識して投資信託を選んでいきたいです。
日本でも海外ETFのように経費率(Total Expense Ratio)という表記であれば色々調べたりする手間が省けると思います。
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