コスト最低水準に たわらノーロード 先進国株式、たわらノーロード バランス(8資産均等型)信託報酬引き下げ 2019.10.1から

ファンド

たわら

たわらノーロードを展開するアセットマネジメントOneが、

2本の信託報酬を引き下げる発表をしました。

2019年10月1日からの変更となります。

「たわらノーロード」のインデックスシリーズは、購入時手数料がないうえ、信託報酬率も最低
水準の商品として2015年にスタートしました。

「NISA」や「つみたてNISA」、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」等、個人の資産形成をサポートする各種制度が導入される中で、そのシリーズ累計の純資産総額は1,200億円を超えました。

昨今、「老後資産2,000万円」の話題が注目を集めるなど、資産形成への関心が高まっています。

「たわらノーロード」をより資産形成に貢献する商品とするために、同シリーズのインデックス型およびバランス型の各カテゴリにおいて、最も純資産総額の大きい「先進国株式」および「バランス(8資産均等型)」の2本を対象に、信託報酬率の引き下げが決定されました。

引き下げ後の信託報酬

ファンド名 変更前 変更後 変動幅
たわらノーロード 先進国株式 年0.20% 年0.0999% -0.1001
たわらノーロード バランス(8資産均等型) 年0.22% 年0.140% -0.08

※税別、以下注記ない限り税別

情報ソース

「たわらノーロード」一部ファンドの信託報酬率を引き下げ- 「先進国株式」および「バランス(8 資産均等型)」、最低水準に -[PDF]

先進国株式 低コストインデックスファンド信託報酬比較

ファンド名 信託報酬(税抜)
たわらノーロード 先進国株式
年0.0999%
年0.0999%
年0.0999%
年0.1069%
年0.19%
iFree 外国株式インデックス
年0.19%

8資産バランス 低コストインデックスファンド信託報酬比較

ファンド名 信託報酬(税抜)
たわらノーロード バランス(8資産均等型) 年0.140%
eMaxis Slim バランス(8資産均等型) 年0.140%
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型) 年0.159%
iFree 8資産バランス 年0.22%

たわらノーロードファンド

ファンド名 信託報酬
たわらノーロード 日経225 年0.17%
たわらノーロード TOPIX 年0.17%
たわらノーロード 先進国株式 年0.0999%
たわらノーロード 先進国株式<為替ヘッジあり> 年0.20%
たわらノーロード NY ダウ 年0.225%
たわらノーロード 新興国株式 年0.34%
たわらノーロード 国内債券 年0.14%
たわらノーロード 先進国債券 年0.17%
たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり> 年0.20%
たわらノーロード 国内リート 年0.25%
たわらノーロード 先進国リート 年0.27%
たわらノーロード 先進国リート<為替ヘッジあり> 年0.35%
たわらノーロード バランス(8 資産均等型) 年0.14%
たわらノーロード 全世界株式 年0.12%

<参考記事>最大32%引き下げ!たわらノーロードシリーズもファンド9本を信託報酬引き下げ

たわらノーロード バランス

信託報酬はいずれも年0.22%

主要投資対象 マザーファンドが連動対象とする指数 堅実型 標準型 積極型
国内株式 TOPIX(配当込み) 4% 7% 13%
先進国株式 MSCI コクサイインデックス
(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
0% 6% 16%
為替ヘッジあり
先進国株式
MSCI コクサイインデックス
(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジあり)
12% 21% 24%
新興国株式 MSCI エマージング・マーケット・インデックス
(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
1% 1% 2%
国内債券 NOMURA-BPI総合 36% 17% 3%
先進国債券 シティ世界国債インデックス
(除く日本、円ベース、為替ヘッジなし)
3% 4% 1%
為替ヘッジあり
先進国債券
シティ世界国債インデックス
(除く日本、円ベース、為替ヘッジあり)
33% 23% 13%
新興国債券 JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス
(円換算ベース、為替ヘッジなし)
8% 6% 3%
国内REIT 東証REIT指数
(配当込み)
2% 10% 13%
先進国REIT S&P先進国REITインデックス
(除く日本、円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
1% 5% 12%

<参考記事>超低コスト たわらノーロードバランス(堅実型、標準型、積極型)が2017.11.8設定

たわらノーロード スマートグローバルバランス

信託報酬はいずれも年0.50%

主要投資対象 保守型 安定型 安定成長型 成長型 積極型
国内株式 4% 5% 6% 9% 12%
先進国株式 0% 1% 6% 12% 18%
為替ヘッジあり
先進国株式
5% 19% 22% 24% 26%
新興国株式 1% 2% 3% 5% 6%
国内債券 57% 30% 21% 12% 3%
先進国債券 4% 7% 4% 0% 0%
為替ヘッジあり
先進国債券
29% 30% 23% 16% 7%
国内REIT 0% 6% 9% 11% 13%
先進国REIT 0% 0% 6% 11% 15%

<参考記事>特徴つかみにくい たわらノーロード スマートグローバルバランス(保守型、安定型、安定成長型、成長型、積極型)が2017.11.24設定

たわらノーロードplus

ファンド名 信託報酬
たわらノーロードplus 国内株式高配当最小分散戦略 年0.70%
たわらノーロードplus 先進国株式低ボラティリティ高配当戦略 年0.85%
たわらノーロードplus 新興国株式低ボラティリティ高配当戦略 年0.90%

<参考記事>たわらノーロード新シリーズ 「高配当最小分散戦略」と「低ボラティリティ高配当戦略」ファンドが3.31に登場

たわらノーロード最適化バランス

ファンド名 目標リスク水準
(年率標準偏差)
保守型 約2%程度
安定型 約5%程度
安定成長型 約7%程度
成長型 約10%程度
積極型 約13%程度

<参考記事>たわらノーロード 最適化バランス(保守型、安定型、安定成長型、成長型、積極型)が2018.1.24設定 

楽天iDeCo利用者には朗報

楽天iDeCoの利用手数料等は業界最低水準です。

しかし取扱商品にeMaxis Slimシリーズや<購入・換金手数料なし>ニッセイシリーズがないため、

低コストの株式ファンドを選択する場合、

の3択でした。しかし、いずれも各アセットクラスの最安コストではありません。

今回、たわらノーロード 先進国株式の信託報酬引き下げにより、楽天iDeCo利用者の積み立て先の乗り換えやスイッチングの最有力候補となります。

最後に

たわらノーロードシリーズを展開するアセットマネジメントOne株式会社も、たわらノーロードシリーズの2ファンドの信託報酬引き下げを実施します。

コストは最低水準になりました。コストが低いからと言ってすぐに乗り換えた場合、状況によってはコスト差の恩恵以上に売却益にかかる税金が支払うこともあります。

運用報告書で実質コストを確認してからでも、長い運用期間を考えると遅くはないかもしれません。

投資は自己責任でお願いします。

信託報酬引き下げの応酬に終止符を打つのはどの低コストインデックスファンドなのか。新しい情報が入り次第ブログでお伝えします。