長期入院データが語る 医療保険は焦らなくていい

保険

保険会社が知られたくない生保の話の著者である後田亨氏のコラムです。

後田亨氏は入院に備える民間の医療保険に加入する事について3点の理由より
否定的な見解を示してきました。

・健康保険に高額療養費制度があるから

・老後の入院などのリスクと、保険の仕組みの相性が悪いから

・販売手数料など契約に要する「費用」と、保険商品や特約ごとに給付金の「支払い実績」が開示されておらず、透明性に欠けるから

私も同様の理由から医療保険には加入していません。

その代わりにじぶん医療保険をはじめています。

更にもう一つ医療保険をおススメできない理由

厚生労働省の患者調査(2011年)をみると、平均在院日数は32.8日。
傷病分類別で長期にわたるのは

(1)「精神および行動の障害」296.1 日

(2)「神経系の疾患」76.2 日

(3)「循環器系の疾患」45.3 日

――の順です。

売れ筋商品である「1回の入院で60日まで、通算1095日まで」の保障では
上記の疾病を十分にカバーできません。

医療保険が保障するのは入院に限りませんが、保険の存在意義は、
めったに起きないものの、いざ起きると経済的打撃が大きいリスクに備える点にあります。

「保険を掛けるのも”賭け”、掛けないのも”賭け”です」

投資と同じく保険も判断は自己責任でお願いいたします。

参考コラム:長期入院データが語る 医療保険は焦らなくていい :保険会社が言わないホントの保険の話 :年金・保険・税 :マネー :日本経済新聞