EXE-iとeMAXISの新興国株式インデックスを比較 2015年2月末

積立シミュレーション

新興国株式アセットである

  • EXE-i 新興国株式ファンド

  • eMAXIS 新興国株式インデックス

を比較

商品概要

名称 EXE-i 新興国株式ファンド eMAXIS 新興国株式インデックス
運用方針 主にETFへの投資を通じ、新興国の株式へ実質的に投資。

当初、FTSE エマージング・インデックス(円換算ベース)を参考指標とする。投資対象ファンドの基本投資割合は年1回見直し。設定時は、新興国株式市場全体に連動するファンドに80%、新興国株式市場全体(低ボラティリティ型)に同20%とする。

原則、為替ヘッジは行わない。

「新興国株式インデックスマザーファンド」への投資を通じて、新興国の株式等(DR(預託証書)を含む)に実質的な投資を行い、MSCI エマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目指して運用を行う。

実質組入外貨建資産については、原則として、為替ヘッジは行わない。

設定日 2013/05/13 2009/10/28
純資産額 17.6億円 251.9億円
申込手数料 ノーロード(無料) ノーロード(無料)
信託報酬(税抜) 年0.23% 年0.60%
実際の経費率(税抜) 年0.39%(予定) 年0.80%
信託財産留保額 なし 0.3%
償還日 無期限 無期限

※2015年2月末のデータ。各商品説明サイトおよびモーニングスターより

比較チャート(1年)

青:EXE-i 新興国株式ファンド
赤:eMAXIS 新興国株式インデックス

リターン

リターン(%) EXE-i 新興国株式ファンド  eMAXIS 新興国株式インデックス
1ヶ月 +2.18 +3.03
3ヶ月 -1.71 -0.87
6ヶ月 +6.75 +4.92
1年 +25.94 +22.15
2年 +26.18
3年 +44.14
5年 +56.31

投資信託の情報ポータル~投信まとなびの各ファンド情報より

積立シミュレーション

EXE-i 新興国株式ファンドがローンチされた2013年05月末に10,000円ずつ積み立てたら、評価額がどうなっているかをシミュレーション。

※口数=投資金額÷基準価額で計算

新規設定以来の積立投資の差

投資開始年月 投資総額
評価額
差額
EXE-i 新興国株式ファンド eMAXIS 新興国株式インデックス EXE-i -eMAXIS
2013年5月
220,000
256,958
252,587
4,371

2013年5月から220,000円の投資で4,371円の差です。

最後に

eMAXIS 新興国株式インデックスよりEXE-i 新興国株式ファンドの方が投資成績が良かったです。2015 年 2 月より、投資効率の改善を図るためにEXE-i新興国株式ファンドの投資対象となるファンドを変更したことが少なからず影響している可能性が考えられます。
 しかしながら、下記に留意が必要です。

気になったのは投資信託証券の組入比率。

第1期ということで、ファンド設定直後は組入比率が低くても仕方ないところもありますが、決算時(2014年5月12日)の組入比率も高くありません。

 ・先進国株式: 96.0%
 ・新興国株式: 95.8%
 ・先進国債券: 96.2%
 ・グローバルREIT: 93.2%
 ・先進国中小株式: 95.8% 

正直、この組入比率でインデックスに連動を目指すのは結構きついんじゃないかと思われます。
96%の組入比率だと指数が10%上昇した時、ファンド内部の組入証券自体はインデックスに連動したとしてもパフォーマンスは9.6%となり0.4%も下回ってしまいます(現金/コールローン部分の利回りが0%だとして)。

吊られた男の投資ブログ (インデックス投資) : EXE-iシリーズは低コストだがパフォーマンスはイマイチ?より

低コストと投資信託証券の組入比率が投資成績にどのように影響するのか引き続きウォッチしていきます。