おすすめバランスファンド 1本だけ選ぶとしたら

資産運用

NISAの開始やiDeCo(確定拠出型年金)の対象者拡大に伴い、投資信託の低コスト競争が起こりました。

その結果、数年前では考えられないような、コストが低いファンドが多数新しく設定されています。

コストが低いことはいいことなのですが、新しいファンドシリーズが乱立したので、どれを選べばいいか迷いやすいです。

もしも1本だけ選んでコツコツ積立投資を始めるなら、という観点で3つのバランスファンドを紹介します。

バランスファンドをオススメする理由

  1. 複数ファンドを購入することによる管理の手間がない
  2. リバランスの必要がない
  3. 分散投資効果が期待できる

おすすめバランスファンド3本

ファンド名 信託報酬
(税別)
信託財産留保額
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 年0.22% ありません
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックス
バランスファンド(4資産均等型)
年0.34% ありません
世界経済インデックスファンド(株式シフト型) 年0.55% 0.1%

 オススメの理由と今ひとつな点

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

世界中の株式・債券・REITにまべんなく投資ができる。

超低コスト

新規設定間もないため純資産額がどれくらい増えるか不明

意外と為替リスク(外国比率)が高い

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)

日本株式、先進国株式、日本債券、先進国債券クラスの4つのファンドに25%ずつ均等投資できる。

株式:債券=国内:外国=50:50とバランスファンドの中でも非常にバランスのとれた投資割合。

<購入・換金手数料なし>ニッセイファンドに個別で投資した場合の平均信託報酬よりも高コスト

新興国クラスがない

世界経済インデックスファンド(株式シフト型)

数ある低コストバランスファンドの中で最も株式の比率が高い

GDP比率に基づいた地域別配分

超低コストではない

3ファンドの基本資産配分比率

ファンド名 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) ニッセイ・インデックス
バランスファンド(4資産均等型)
世界経済インデックスファンド(株式シフト型)
国内株式 12.5% 25.0% 7.5%
先進国株式 12.5% 25.0% 45.0%
新興国株式 12.5% 22.5%
国内債券 12.5% 25.0% 2.5%
先進国債券 12.5% 25.0% 15.0%
新興国債券 12.5% 7.5%
国内REIT 12.5%
先進国REIT 12.5%

株式:債券比率

ファンド名 株式 債券 REIT
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 37.5% 37.5% 25.0%
ニッセイ・インデックス
バランスファンド(4資産均等型)
50.0% 50.0%
世界経済インデックスファンド(株式シフト型) 75.0% 25.0%

 国内:先進国:新興国比率

ファンド名 国内 先進国 新興国
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 37.5% 37.5% 25.0%
ニッセイ・インデックス
バランスファンド(4資産均等型)
50.0% 50.0%
世界経済インデックスファンド(株式シフト型) 10.0% 60.0% 30.0%

タイプ別おすすめのファンド

購入するファンドは各個人の嗜好によって異なります。

検討する際の参考にしてもらえればと思います。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

とにかく低コストであることが重要

株式、債券、REITどんなアセットクラスが暴騰、暴落するか予想が面倒なので、とりあえず全アセットクラス投資すればいいや

穏やかな値動きがいい

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)

シンプルが好き

 

新興国、REITに投資したくない

世界経済インデックスファンド(株式シフト型)

リターンの源泉は株式、ガンガンいこうぜ

世界で最も経済成長が見込まれるのは新興国でしょ。それに伴って株価も騰がってほしい

販売証券会社

主要ネット証券

にて、いずれのファンドも購入できます。

最後に

もしもバランスファンドを1本選ぶならということで

3つ紹介しました。

少々管理の手間が増えても、自身の理想的な構成比率にしたいという場合は個別のインデックスファンドにそれぞれ投資することがオススメです。

バランスファンドに限らず、信託報酬の低さだけでなく、自身の考えにあった資産配分のファンドを選ぶことが大切です。

投資は自己責任でお願いします。