インターネット証券4 社共同実施 「投資信託に関わるアンケート」の結果について
インターネット証券4 社共同実施「投資信託に関わるアンケート」の結果について
以前回答したアンケートの結果が出ています。
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【ネット証券4社共同実施】 投資信託に関わるアンケート
アンケートの設問内容および結果につきましては、添付資料(pdf)に記載されています。
アンケート結果に対する意見で気になったところを。
【Q2】 投資信託を選ぶ際に何を重点に選びますか?
ネット投資家はコスト意識が高い、という一般的な印象を裏付ける結果となりました。
なお、その他の意見の中には、「ノーロード」の回答も散見されました。
【Q5】 ネット証券の投資信託に期待することは何ですか?
「ネットビジネスである以上、あくまで低コストを追求してほしい」「シンプルで
手数料の安いファンドに重点を置いてほしい」の2つの回答が突出しており、
「低コスト」を求める声が断然多い結果となりました。
私も同じように回答しました。しかしこれまで「資産運用プロジェクト」で設定された
投信はどれも「ノーロード」ですが「低コスト」に該当するものは残念ながらありません。
当初の期待は消沈してしまったことは否めません。
【Q6】 ネット証券4 社に期待することは何ですか?
その他の意見としては、これまでネット証券が投資家の支持を集めてきた
背景である販売手数料や信託報酬などのコストの低減を求めるものが多く、
情報の充実を求める回答も目立ちました。
最近では「分散」「低コスト」の代表格であるSTAMシリーズやeMAXISシリーズを
積立するとポイントや現金がプレゼントされるキャンペーンを各社実施しているので
啓蒙活動の一環として少しずつ認知度が増してきているんではないでしょうか。
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新規積立でのキャンペーンプレゼントは認知度向上に効果があると思いますが、
積立後にすぐ解約などの頻繁な売買が発生する可能性があり、
運用会社にとってプラスではないと思います。
例えばひふみ投信のように保有期間に応じて信託報酬のうち何%かを
還元するようにすれば長期的に安定した運用が出来るのではないでしょうか。
【Q6】 ネット証券4 社に期待することは何ですか?
最も多かったのは「投資家へのサービス向上に共同で取り組んでほしい」であり、
ネット投資家は、ネット証券会社間での切磋琢磨による低コスト化だけでなく、
「資産倍増プロジェクト」のように今後力を合わせていくことについても強く
期待していることが確認できます。
ネットで投信フォーラムとなぜ賢い投資家は「ネット証券」で投信を買うのか?の
出版ぐらいしか4社が集まらなければ行えなかった施策はないように思います。
3/18に開催されたネットで投信フォーラム in Tokyoでカブドットコム証券の臼田氏は
「我々ネット証券のシェアが増えれば、投信会社への要求もとおりやすくなる」
と述べています。
投信会社に働きかけて資産運用のコアとなる投資信託のローンチも
期待していますが、更に欲を言えば金融庁や証券取引所に働きかけて
より良い投資環境を整えてもらえればこの上ないです。
既に梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)の
水瀬ケンイチさんは意見交換をされているんですから。
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