AIJ事件から個人は何を学ぶか

投資

山崎元のマネー経済の歩き方
AIJ事件から個人は何を学ぶか

AIJ事件は半分は運用会社の不正の問題であり、もう半分はこの怪しい運用を
見抜けずに年金加入者から預かった資金の運用をAIJに委託した年金基金の問題だ。
AIJに引っかかった年金基金はプロ失格であり、事件の被害者であると同時に、
年金加入者に対して(悪意はないが)責任がある加害者でもある。

事件を教訓として個人投資家はどんなことを学ぶべきでしょう。

  • 絶対リターン運用は怪しい
  • 資産の管理と運用実績に関する客観的な証拠を求めよ
  • お金を任せるからには、どのような仕組みでもうかるのか、そこに信憑性はあるのか、投資家が自分で納得できることが最低条件
  • 評判に釣られるな
  • わからないものに集中投資するな
  • 運用で損を取り戻そうとするな
  • 利回りで目標を決めるな

とまとめられています。

ぼったくり金融商品の多くは重要な、「リスク」と「リターン」の正確な把握など、勧める人の思い込みもあり必要な情報を見つけることはとても難しいです。

怪しい商品の見分け方や考え方については、詐欺やボッタクリ商品の販売に
ついて考え、詐欺撲滅を目指しているPETさんの自分自治体(資産運用の記録ブログ)
がとても勉強になります。

直近の記事だと

ヘッジファンドとやらがヘッジしているのは何なんだろう。とか
計画がなさすぎだと思います。
が良記事なので一読をおススメします。

正確な金融知識を身につけ、ぼったくり金融商品を見分ける実践的な力を
得ることが大切です。