信託報酬は投資成績にどう影響を与えるか 2012年12月
信託報酬が投資成績に与える影響を
日経平均インデックスファンドで調べてみました。
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ニッセイ 日経225インデックスファンドとりそな・日経225オープンを比較 信託報酬は投資成績に影響を与えるか 2011年12月
商品概要
ファンド名 | ニッセイ 日経225インデックスファンド | りそな・日経225オープン |
運用会社 | ニッセイアセットマネジメント | アムンディ・ジャパン |
設定日 | 2004/01/28 | 1999/07/23 |
純資産額 | 338.65億円 | 456.45億 |
分配金 | 設定来0円 | 設定来0円 |
信託財産留保額 | なし | なし |
名目信託報酬 | 0.2625% | 0.84% |
前期:実質信託報酬 | 0.29% | 0.85% |
※2012年12月のデータ。各商品説明サイト、モーニングスターより
りそな・日経225オープンは分配金を出さず、且つ名目信託報酬が高いもの
という理由で選出。
比較チャート
青:ニッセイ 日経225インデックスファンド
赤:りそな・日経225オープン
若干ではありますがチャートでも信託報酬の低い ニッセイ 日経225インデックスファンドの
方が投資成績が良さそうです。
リターン
リターン(%) | ニッセイ 日経225インデックスファンド | りそな・日経225オープン |
1ヶ月 | +0.63 | +0.54 |
3ヶ月 | +3.54 | +3.39 |
6ヶ月 | -5.40 | -5.67 |
1年 | +1.23 | +0.65 |
2年 | +0.55 | -0.41 |
3年 | -6.46 | -7.86 |
5年 | -42.28 | -43.72 |
積立シミュレーション
ニッセイ 日経225インデックスファンドがローンチされた2004年1月末に
10,000円ずつ積み立てたら、評価額がどうなっているかをシミュレーション。
クリック拡大 |
※株数=投資金額÷基準価額で計算
* * *
信託報酬の低いニッセイ 日経225インデックスファンドの方が投資成績が良く、
積立年数が長くなるにつれ投資成績の差が広がっていくことがわかります。
積立投資の場合、実質信託報酬の差0.56%、投資期間8年11カ月、
投資総額107万円で 評価額2万円の差をどう受け止めるのか個人によって違います。
所感
- 信託報酬の差は投資成績に影響を及ぼしたが、思っていたほどでもない。
- 既存のファンドより低い信託報酬のファンドが出た場合、既存のファンドを
売却して新しいファンドに頻繁に乗り換えない方が良い
(投資成績がプラスの場合、税金分投資効率が落ちる)
- 信託報酬はETFの方が安いが売買手数料、分配金再投資などのを考えると
国内のインデックスファンドの充実を待った方が良いのではないか
という結論に至りました。
信託報酬の差が今後も同じような幅で拡大していくのか今度とも継続して
比較していきます。
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