保険会社が言わないホントの保険の話 望ましい医療保険の姿を考えてみた

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保険会社が言わないホントの保険の話
望ましい医療保険の姿を考えてみた

“おすすめ”生命保険には入るな! 「お金のプロ」20人が本当に入っている保険はこれだ
の著者である後田亨氏のコラムです。

「医療保険」の比較対象となる項目を思いつくままに挙げていくと、

入院日額、通院日額、給付金支払限度日数、手術給付金額、解約返戻金の有無、
セカンドオピニオンサービスの有無など、すぐに片手では足りなくなってしまいます。

商品の付加価値を追求していった結果かもしれませんが、オプションを足していくと、
当然、保険料も高くなります。

ちなみに私は医療保険・生命保険に加入していません。
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代わりに じぶん医療保険を実践しています。
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比較検討に要する時間もお客様が負担するコストだ、という視点があれば、
もっとシンプルな商品が考案されるはずだと思うのです。 では、どんな「医療保険」が望ましいのでしょうか?

万が一、病気や怪我で入院したとしても日本には
高額療養費という制度があり、
80,100 円+(総医療費-267,000 円)×1%の金額が還付されます。
(社会保険庁:8)高額療養費)

先進医療について個々の医療技術は、将来的に健康保険が適用される
可能性もあり、その時は先進医療から外れます。
厚生労働省:先進医療の概要について
さらに、1年以内に高額療養費に該当する月が4回以上になった場合には、
「多数該当」という制度により、自己負担の上限は4万4400円に下がります。

高額療養費制度を利用される皆さまへ 厚生労働省保険局(pdf) 

記事では
仮に、この「多数該当」が適用される時点で、月額5万円の給付金が支払われる
「医療保険」があったらどうでしょうか。
大病に罹り、闘病生活が数年に及ぶことになり、貯蓄も収入も減った方によると、
「多数該当」が適用されたとしても、4万円強の負担感が従前とは全く違うのだそうです。
民間の保険が機能するべきなのは、日帰り入院など、それほど「大事には
至らなさそうなケース」ではなく、このように「ある一線を超えるようなケース」でしょう。
と提案されています。

病気やケガで長期間働けない場合はライフネット生命の
就業不能保険「働く人への保険」があります。

しかし、大病を患っても働ける状態で、入退院や多量の投薬治療により
貯蓄も収入も減った場合はニーズがあるのではと思います。

■先進医療
保険の基本は「発生確率が低いけど起こったら多額の費用がかかる」のに適用すべき、
先進医療だけの保険を主契約で売ってくれればいいんだよ、と言う話が。
特約にしてしまい、他の保障もひっくるめてその時の年齢で再計算される販売が
あくどいっすね、と言う話。
先進医療特約付の医療保険ですが保険料は終身払いの場合でも、
月々¥60~¥100円程度の保険料負担で付けられるのが一般的です。
毎月の保険料¥100円を50年間払い続けても6万円です。
びっくりするほど安い保険料です。

先進医療を受けるケースは少ないですが、保険には『安心を買う』という
機能があることも事実です。

保険は投資と同じく万人に共通の解はありません。
加入するのも自己責任、
加入しないのも自己責任
でお願いいたします。