利率年2.50% ソフトバンク株式会社第2回無担保社債(劣後特約付)
ソフトバンク株式会社から個人向け社債が起債されます。
正式名称は「ソフトバンク株式会社第2回無担保社債(劣後特約付)」です。
ソフトバンク株式会社第2回無担保社債(劣後特約付)概要
名称/発行体 | ソフトバンク株式会社第2回無担保社債(劣後特約付) |
売出価額の総額(円) | 4,000億円 |
利率(%) | 年2.50% |
償還期限 | 2022年2月9日(7年) |
条件決定日 | 2015年1月26日に利率決定 |
申込期間 | 2015年1月27日~ 2月6日 |
払込日 | 2015年2月9日 |
利払日 | 年2回(毎年2月9日・8月9日) |
申込単位 | 100万円以上100万円単位 |
格付け | BBB+(JCRより取得予定) |
※ソフトバンク株式会社第2回無担保社債(劣後特約付) (pdf)より
中間利率は年2.60%になります。
劣後特約付とは
普通社債などの一般債権よりも元利金の返済順位が低い社債です。
破産、会社更生、民事再生等の「劣後事由」が発生した場合、劣後債の元利金は一般債権者に元利金全額が支払われた後の弁済となります。
一言で言うと、デフォルトした場合は高い確率で無価値になる債券です。
リスク
社債の信用リスクと利回りの得失を個人投資家が判断するには格付け会社による各社の格付け、さらに日本証券業協会のホームページの格付けマトリックス表などを見て、利回りの見当をつけることは出来るかもしれません。
しかし、格付けに頼るのは危ういです。なぜなら
発行体から格付け手数料をもらう格付け会社のビジネスモデルに問題があることは、サブプライム問題で嫌というほど明らかになったが、この点は根本的に改善されていない。
また、実績から見て、格付けの悪化は、発行体の状況悪化が公知のものとなって、債券の利回りが上昇した後で行われることが多い。
これでは格付け会社ではなく、「後付け会社」とでも呼びたくなる。
個人向け社債ブームにあえて水を差す|山崎元のマネー経済の歩き方より
販売会社
- 野村證券
- 大和証券
- みずほ証券
- SMBC日興証券
- 三菱UFJモルガンスタンレー証券
- SBI証券
- 岩井コスモ証券
- 岡三証券
- 東海東京証券
前回と比べると野村証券が増えました。
ソフトバンク株式会社 無担保社債(劣後特約付) 発行履歴
回 | 期間 | 利率 | 償還日 | 発行総額 |
---|---|---|---|---|
第2回(今回) | 7年 | 2.20%~2.80% | 2022/2/9 | 4,000億円 |
第1回 | 7年 | 2.50% | 2021/12/17 | 4,000億円 |
最後に
個人向け変動国債10年の利率が年0.20%と金利が低下している中、魅力的な利率です。
しかし、利率を比較し少しでも良い金利の個人向け社債に対して
「この会社なら大丈夫だろう」
「まあまあの利回りだ」
という勘だけに頼って、投資をするのはハイリスクです。
ソフトバンクが7年以内に倒産するかどうか、私にはわかりません。
投資判断は自己責任でお願い致します。
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