最後に全部持っていく SBI証券 米国株式最低手数料を0ドルに引き下げ
SBI証券が、米国上場海外ETF含む米国株式の最低取引手数料を0ドルに引き下げます。
主要ネット証券の中では最安となり、これまで以上に低いコストでの取引が可能となります。
米国上場海外ETF含む米国株式の手数料
いつから?
7月22日(月) 米国現地約定分から
変更前
約定代金の0.45%
手数料下限5ドル/上限20ドル
※税別、以下注記ない限り税別
変更後
約定代金の0.45%
手数料下限0米ドル/上限20ドル
手数料計算
約定代金 | 手数料 |
---|---|
2.22ドル以下 | 0米ドル |
2.22ドル超から4,444.44ドル以下 | 約定代金の0.45% |
4,444.44ドル超 | 20米ドル |
情報ソース:SBI証券|米国株式最低手数料を0ドルに引き下げ!(2019/7/22(月)~予定)
米国株式手数料を比較
証券会社 | 最低取引手数料 | 取引手数料 | 最高取引手数料 |
---|---|---|---|
SBI証券 | 0ドル | 約定代金の0.45% | 20ドル |
マネックス証券 | 0.01米ドル(1セント) | 約定代金の0.45% | 20ドル |
楽天証券 | 0.01米ドル(1セント) | 約定代金の0.45% | 20ドル |
SBI証券が業界最安水準になりました。
米ドルのスプレッド
米国株式を購入するには米ドルを購入する必要があり、スプレッドがかかります。
証券会社 | スプレッド |
---|---|
SBI証券 | SBI証券で購入・・・片道25銭 住信SBIネット銀行経由・・・片道15銭 SBI FXα経由・・・片道0.5銭 |
マネックス証券 |
片道25銭 ※2019年7月8日から2020年1月7日まで、 買い付け時の手数料が無料になります。 |
楽天証券 | 片道25銭 |
SBI証券では、SBI FXαを利用すれば米ドルおよび米国株式の購入手数料はマネックス証券よりも少なくなります。
SBI証券で購入できる主な米国上場海外ETF
グローバル株式
ティッカー | 名称 | 連動指数 |
---|---|---|
ACWI | iシェアーズ MSCI ACWI ETF | MSCI全世界指数(ACWI)に連動する。新興国を含めた全世界48カ国の時価総額85%をカバーする。 |
TOK | iシェアーズ MSCI コクサイ ETF | 日本を除く先進22カ国の主要企業の株式によって構成されるMSCIコクサイ指数に連動する。 |
VEU | バンガード FTSE・オールワールド(除く米国)ETF | 米国を除く先進国および新興国約50カ国の、約2,200銘柄で構成される、FTSEオールワールド(除く米国)インデックスに連動したパフォーマンスを目指します。 |
VSS | バンガード FTSE オールワールド(除く米国) スモールキャップETF | FTSEグローバル・スモールキャップ (除く米国) インデックスのパフォーマンスに一致する投資成果を目指す |
VT | バンガード トータル ワールド ストック ETF | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスのパフォーマンスに一致する投資成果を目指す |
VWO | バンガード FTSE エマージング マーケッツETF | FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ中国A株トランジション・インデックスに連動した動きを目指す。 |
VXUS | バンガード トータル・インターナショナル・ストックETF | 米国を除く世界の市場の98%をカバーする、FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)インデックスに連動したパフォーマンスを目指します。 |
先進国株式
ティッカー | 名称 | 連動指数 |
---|---|---|
IVV | iシェアーズ・コア S&P 500 ETF | 米国受益証券市場の大型株を含むS&P500指数に連動。 |
IWM | iシェアーズ ラッセル 2000 ETF | Russell 2000インデックスは時価総額加重型であり、Russell 3000インデックスの構成銘柄のうち、時価総額が下位の約2,000銘柄で構成され、米国株式市場の小型株を測る指標。 |
SPY | SPDR S&P 500 ETF | 米国S&P500指数に連動。SPDR(スパイダー)はStandard & Poor’s Depositary Receiptsの略号。 |
VB | バンガード スモールキャップ ETF | MSCI US Small-Cap 1750インデックスのパフォーマンスに一致する投資成果を目指す |
VIG | バンガード 米国増配株式ETF | NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指します。 |
VTHR | バンガード ラッセル3000 ETF | 米国株式市場の投資可能銘柄の約98%をカバーする時価総額上位3000銘柄で構成される、ラッセル3000インデックスに連動したパフォーマンスを目指します。 |
VTI | バンガード トータル ストック マーケット ETF | CRSP USトータルマーケット・インデックスのパフォーマンスに一致する投資成果を目指す。 |
セクターグローバル株式
ティッカー | 名称 | 連動指数 |
---|---|---|
KXI | iシェアーズ グローバル生活必需品 ETF | S&Pグローバル生活必需品セクター指数に連動。当インデックスには、食品の製造業者および販売業者、非耐久家庭用品の生産業者、食品/医薬品小売業者が含まれる。 |
VDC | バンガード 米国生活必需品セクターETF | 米国の生活必需品セクターの大型株、中型株、小型株を網羅する、MSCI USインベスタブル・マーケット・生活必需品25/50インデックスに連動したパフォーマンスを目指します。 |
XLP | 生活必需品セレクト セクター SPDR ファンド | S&P生活必需品セレクト セクター指数の値動きと利回りに、経費控除前で概ね連動する投資成果を上げることを目標とする。 |
参照:SBI証券 -海外ETF
米国株式/米国ETF定期買付サービス
SBI証券は米国ETFを、あらかじめ設定した金額(円貨決済/外貨決済)、または株数(口数)ごとに、指定日に定期的に銘柄ごとに買付するサービスを提供しています。
更にボーナス月の設定も可能です。
定期買付サービスとは
事前に指定した設定内容を元に、一定数量または一定金額以内の単元株を定期的に買付する取引サービスです。
※米国株式、米国ETFは1株(1口)単位での取引となります。
利用条件
以下、1~3をすべて満たすこと
- 外貨建商品取引口座を開設していること
- インターネットでのお取引が可能であること
- 「米国株式定期買付約款」、「外国株式説明書」を閲覧、同意していること
定期買付設定方法
WEB外貨建商品取引サイトより「新規設定」・「設定内容変更」・「設定追加」「設定解除」が選択できます。
取扱銘柄
SBI証券で取り扱う米国株式(ADRを含む)/米国ETF全銘柄
預り区分
口座 | 選択肢 |
---|---|
総合口座 | 「特定預り」、「一般預り」、「NISA預り」から選択 |
ジュニアNISA口座 | 「ジュニアNISA口座-NISA預り」、「ジュニアNISA口座-特定預り」、「ジュニアNISA口座-一般預り」、「総合口座-特定預り」、「総合口座-一般預り」から選択 |
定期買付注文方法
成行注文
定期買付注文の有効期限
当日中のみ
※期間指定注文は利用できません
注文訂正
定期買付注文発注後の訂正はできません。
注文取消
定期買付注文が約定するまでの間は取消できます。
設定受付時間
以下のメンテナンス時間を除き原則24時間
・毎日19:00~19:30
・米国市場取引終了時刻から10:30頃(日本時間)まで
設定コース
指定 | 単位 |
---|---|
株数指定 | 1株以上、1株単位 |
金額指定 | 外貨決済の場合⇒1セント以上、1セント単位 |
円貨決済の場合⇒1円以上、1円単位 |
決済方法
米ドルによる「外貨決済」、または日本円による「円貨決済」
NISA預りの注文について
NISA預りで定期買付設定をする場合、「NISA枠ぎりぎり注文」「課税シフト注文」の設定が可能です。
NISA枠ぎりぎり注文と課税枠シフト注文を組み合わせることで設定金額内で効率良く買付をすることが可能です。
注文名 | 設定 |
---|---|
NISA枠ぎりぎり注文 | NISA預りの定期買付時に、NISA買付可能最大額が設定金額未満だった場合、設定金額をNISA買付可能最大額まで引き下げて発注を行うか否かの設定となります。 |
課税枠シフト注文 | NISA預りの定期買付時に、NISA買付可能最大額が設定金額未満だった場合、設定金額-NISA買付最大可能額にて算出した金額にて課税注文(特定/一般)として発注するか否かの設定となります。 |
注意点
- 成行注文のみです
- 定期買付注文発注後の訂正はできません。
- 金額指定は1セント以上、1円以上単位で設定できますが、設定した銘柄の最低発注金額に満たない場合は注文を発注されません
- NISA枠ぎりぎり注文と課税シフト注文を利用し、約定結果が「NISA預り」と「課税預り(特定/一般)」に分かれた場合、それぞれの約定に対して手数料がかかります
<詳細記事>SBI証券 米国株式/米国ETF定期買付サービス開始
最後に
SBI証券が、マネックス証券や楽天証券に負けじと、引き下げを実施します。
今回の最低手数料が0ドルになったことにより、米国株式、バンガードやiシェアーズの米国上場海外ETFへの投資が更にしやすくなりました。
手数料の引き下げ合戦はいつか限界が来ます。
DRIP(配当自動再投資)制度が実現されれば、顧客の争奪戦に頭一つ抜けることが出来るのではないでしょうか。
<SBI証券について更に詳しい記事はコチラ>SBI証券 インデックス投資・ETF投資でオススメの証券会社 さらに投信マイレージは還元率0.24%
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません