新時代の夜明けぜよ! 楽天証券で超低コスト 「DC全海外株式インデックスファンド」 信託報酬年0.25%などが一般向けに発売開始
2015年9月18日から三井住友アセットマネジメントが運用するDC向け4ファンドを新たに取り扱います。
4ファンドは楽天証券が取り扱う株式投資信託の中で、最低のコスト水準です。
新たに取り扱う投資信託4本の内容は以下のとおりです。
全てノーロードです。
三井住友・日本債券インデックスファンド
- ベンチマーク
NOMURA-BPI(総合)
- 信託報酬
年率0.1728%(税抜き0.16%)
- 信託財産留保額
なし
三井住友・DC外国債券インデックスファンド
- ベンチマーク
シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)
- 信託報酬
年率0.2268%(税抜き0.21%)
- 信託財産留保額
0.1%
三井住友・DC全海外株式インデックスファンド
- ベンチマーク
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、円ベース)
- 信託報酬
年率0.27%(税抜き0.25%)
- 信託財産留保額
なし
三井住友・DC新興国株式インデックスファンド
- ベンチマーク
MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円ベース)
- 信託報酬
年率0.6048%(税抜き0.56%)
- 信託財産留保額
なし
※楽天証券 | 【投資信託】貯蓄から投資へ低コストファンド(年金専用ファンド)取扱い開始より
既に多くのブログで紹介されています。
楽天証券で最も低コストのファンドが登場 全海外株式 インデックスファンド 信託報酬0.27%: NightWalker’s Investment Blog
楽天証券で最も低コストのDC専用インデックスファンドが一般向けに解禁! – 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)
注目は三井住友・DC全海外株式インデックスファンド
ベンチマークはMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、円ベース)とeMAXIS 全世界株式インデックスと同じです。
先進国:新興国≒9:1であることから、先進国株式インデックスと信託報酬の比較をしてみます。
ファンド名 | 信託報酬(税抜き) |
---|---|
三井住友・DC全海外株式インデックスファンド
|
年0.25%
|
SMT グローバル株式インデックス・オープン
|
年0.50%
|
eMAXIS 先進国株式インデックス
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年0.60%
|
外国株式インデックスe
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年0.50%
|
Funds-i 外国株式
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年0.55%
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ニッセイ外国株式インデックスファンド
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年0.39%
|
※目論見書記載の信託報酬
フフフフフッ、圧倒的じゃないか、三井住友・DC全海外株式インデックスファンドは!
ちなみにMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、円ベース)の国別構成比率
ポートフォリオのリスク資産を時価総額比率にしたいという方は
と
- 三井住友・DC全海外株式インデックスファンド
を1:9の割合で購入すれば、擬似全世界株式インデックスファンドの出来上がりです。
なぜ低コストの運用が可能?
実は、確定拠出年金向けに展開されている投資信託と、一般的な銀行や証券会社で販売されている投資信託に仕組み上の大きな違いはありません。
しかし、確定拠出年金向けファンドは、以下の2つの理由からコストを限りなく低い水準に抑えることができます。
- 確定拠出年金は、原則として加入者が60歳に到達するまで中途解約ができず、長期の運用を前提としているため。
- 一般的な投資信託のように広告宣伝費をかける必要がなく、週次・月次報告書などの適時開示資料の作成も省略できるため。
楽天証券では、この4ファンドについて他の株式投資信託と同様に中途解約が可能です。
また、月次報告書の掲載もございます。
最後に
プレスリリースにあるように、2016年4月から開始のジュニアNISA狙いです。
狙いはともかく、とうとう念願の超低コストDCファンドがネット証券で一般解禁となりました。
この流れが継続して日本にバンガードのような「アットコスト」運用会社が現れる事を夢見てしまいそうです。
夢見る少女じゃいられないので、まだまだ先のことがと思いますが。
今回は楽天証券のみの販売なので、SBI証券、マネックス証券でも販売してもらえるように要望を出します。
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