みずほフィナンシャルグループ第30回無担保社債 (実質破綻時免除特約および劣後特約付) 期間10年 利率年1.5~2.1% 申込2024/7/2-7/17

円建て社債

株式会社みずほフィナンシャルグループが、株式会社みずほフィナンシャルグループ第30回無担保社債 (実質破綻時免除特約および劣後特約付)を発行します。

株式会社みずほフィナンシャルグループ 第 30回 無担保社債 (実質破綻時免除特約および劣後特約付)の概要

申込期間

2024年7月2日~7月17日

利率

2024年7月2日 条件決定

仮条件:年1.500%~2.100%

中央値:年1.800%

発行価格

各社債の金額100円につき金100円

申込単位

100 万円以上 100 万円単位

利払日

毎年1月18日および7月18日(初回利払日:2025年1月18日)

償還日

2034年7月18日(10年債)

格付け

AA-(R&I)、AA-(JCR)条件決定日に取得予定

発行額

未定

情報ソース:株式会社みずほフィナンシャルグループ第30回 無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)(PDF)

みずほフィナンシャル・グループとは

かつての第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行およびその関連企業を合併・再編したことによって2000年に発足したみずほホールディングス(現・みずほフィナンシャルストラテジー)の子会社として2003年1月に発足し、同年3月に親子関係を逆転して、みずほグループの統括企業となった(同時に、現在のみずほ信託銀行が合併により発足している)。

また、同社を親会社とするみずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券の金融関係の企業からなる企業グループのことも指す。

販売金融機関

  • みずほ証券
  • 野村證券
  • 大和証券
  • 東海東京証券
  • 岡三証券

無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)について

無担保社債とは

元利金や償還金を支払うための担保は設定されていない社債です。

実質破綻時免除特約とは

債券の発行元が破綻状態になった際に、その発行元は償還金の決定方法に関わらず、元利金や利息の支払いをする義務をすべて免除されるという特約のことを言います。

劣後特約とは

普通社債に比べ、元本と利息の支払いの順位が低い債券に付けられる特約のことです。この特約が付いた債券を劣後債といいます。

劣後債は発行体が破綻した場合の弁済順位が普通社債に比べ劣りますが、一般的に普通社債に比べ利回りが高くなります。

リスク

社債の信用リスクと利回りの得失を個人投資家が判断するには格付け会社による各社の格付け、さらに日本証券業協会のホームページの格付けマトリックス表などを見て、利回りの見当をつけることは出来るかもしれません。

しかし、格付けに頼るのは危ういです。なぜなら

発行体から格付け手数料をもらう格付け会社のビジネスモデルに問題があることは、サブプライム問題で嫌というほど明らかになったが、この点は根本的に改善されていない。また、実績から見て、格付けの悪化は、発行体の状況悪化が公知のものとなって、債券の利回りが上昇した後で行われることが多い。これでは格付け会社ではなく、「後付け会社」とでも呼びたくなる。

個人向け社債ブームにあえて水を差す|山崎元のマネー経済の歩き方より

最後に

あまり魅力的な利率ではありません。

株式会社みずほフィナンシャルグループが約10年以内に倒産するかどうか、私にはわかりません。

投資判断は自己責任でお願い致します。