改悪! SBI証券 一部銘柄の「投信マイレージ」の付与率変更 2023年10月
SBI証券が投資信託の月間の平均保有金額に応じてポイントが貯まる「投信マイレージサービス」において、一部銘柄の付与率が変更となります。
一部銘柄の「投信マイレージ」の付与率変更
いつから?
2023年10月付与分より
変更理由
ポイント付与率の上限は販売会社が受け取る手数料(信託報酬)等の「税抜き」分までとすることが適切と判断したことによるもの。
現在、販売会社が受け取る『税込み』の信託報酬率と同率程度のポイント付与率としている一部の銘柄について、『税抜き』の信託報酬率と同率程度のポイント付与率まで引き下げが実施されます。
対象ファンドおよび変更後の付与率
ファンド名 | 変更前 | 変更後 |
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) | 年率0.0415% | 年率0.0175% |
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) | 年率0.0415% | 年率0.0175% |
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) | 年率0.0415% | 年率0.0175% |
各証券会社のeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)のポイント付与率
証券会社 | ポイント付与率 |
---|---|
SBI証券 | 年率0.0175% |
マネックス証券 | 対象外 |
auカブコム証券 | 年率0.005% |
最後に
SBI証券が信託報酬率の引き下げのある銘柄において、投信マイレージサービスのポイント付与率を変更する。
対象銘柄はインデックスファンド投資家がメインに投資しているであろう、
- eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
となります。
投信を保有して獲得できるポイントはあくまでオマケです。
信託報酬とポイントを同列に考えて合算する考え方もありますが、運用会社が信託約款で定めている信託報酬(変更時は金融庁への信託約款変更の届出が必要)と違います。
ポイントは販売会社がいつでも自由に上げ下げ(あるいは廃止)できるものです。
今後も継続するものとして計算していると、ある日突然 煮え湯を飲まされる可能性があるので注意が必要です。
しかしながら、もらえる物はもらいルールが変わるまで有効活用するのが賢明でしょう。