MSCIフロンティアマーケットインデックスとMSCI エマージング・マーケット・インデックスとの比較チャートや相関
先月、 i シェアーズMSCIフロンティア100インデックスファンドが米国市場に上場しました。
今回はMSCIフロンティア100インデックスではなく、
25ヶ国153銘柄で構成されるMSCIフロンティアマーケットインデックスについて
調べてみました。
チャート
※Barger-pres(pdf)より |
新興国指数はリーマンショック後から約2倍の上昇に対して、フロンティア指数は
一旦回復したものの現在はリーマンショック時とほぼ変わらずという状態です。
相関関数
※FrontierWhtPprFunds(pdf)より 期間:2002/5/31/2002 – 2011/12/31 ドル建て |
9年間で
S&P500 0.49
MSCI EM 0.55
MSCI EAFE 0.58
と分散投資効果が発揮できそうな数字です。
フロンティアマーケットのリスク
フロンティアマーケットは政治不安、地政学的リスク、汚職、劣悪な労働環境、
コーポレート・ガバナンス(企業統治)、天災、小さな市場規模、
十分に整備されていない市場インフラ、歪んだ株価形成などのリスクがあります。
現にMSCIフロンティアマーケットインデックスの時価総額は2280億ドルで
全世界の株式時価総額に占める比率はたった0.2%です。
マネーの需給関係次第では簡単に暴騰・暴落が起きそうです。
※Barger-pres(pdf)より DM:先進国 EM:新興国 FM:フロンティア |
今後の期待
とは言っても日本でも大きな成長が期待できるフロンティア指数に連動する
ETF、ファンドが購入できることを願っています。
ポートフォリオに組み込む場合は多くて数%までに留めたほうが懸命そうです。
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