原油高によるインフレ対策には物価連動債ファンドの利用も
モーニングスター
原油高によるインフレ対策には物価連動債ファンドの利用も
原油価格の上昇が続いています。
すでに1ガロン100ドルを突破しました。
原油価格の上昇は、ガソリンなどの製油製品だけでなく、
様々な製品の価格を上昇に波及します。
1973年のオイルショックでは店頭からトイレットペーパーが消えました。
原油価格の高騰は家計を圧迫することとなる可能性があります。
原油価格とCPI(前年同月比)の推移 ※記事より引用 |
しかし、東日本大震災の被災地以外でのガソリン消費が増えて被災地への
供給が困難になる恐れがあるうえ、復興財源の確保にも支障をきたしかねない事を
理由にガソリン価格の高騰時にガソリン税などを減税する特例措置(トリガー条項)の
実施を一時凍結しています。
こうしたインフレのリスクを緩和する手段の一つとして、
物価連動債へ投資するファンドの利用が考えられます。
私がメインで利用しているSBI証券では現在6本(Fサーチより)の物価連動債ファンドが
販売されています。その中でノーロードは
名称 | 投資対象 | 信託報酬 | 信託財産留保額 | 償還日 | 純資産額(百万円) | 決算日(分配金) |
世界物価連動国債ファンド | 日本を除く世界 | 1.265 % (程度) | 0.20% | 無期限 | 4567 | 3月、6月、9月、12月の10日 |
東京海上・物価連動国債ファンド | 日本 | 0.462% | 0 | 2020/10/26 | 382 | 10月26日 |
MHAM物価連動国債ファンド | 日本 | 0.63 % (上限) | 0.10% | 無期限 | 4835 | 03月25日、09月25日 |
物価連動債組入世界債券ファンド | 日本を除く世界 | 1.1025% | 0.20% | 無期限 | 314 | 毎月17日 |
※yahooファイナンス、5年チャート |
為替が影響しているためか、国内を投資対象としたファンドが良いパフォーマンスです。
では実際にポートフォリオに組み込むかと言えば答えは否です。
信託期間が設けられている、コストが高いなどの理由からです。
個人的にインフレリスクに対しては
・短期の定期預金(利率の高いネットバンクがベター)
・個人向け変動国債
で十分なのではないかと思います。
吊られた男の投資ブログ (一般人の投資生活) さんの
インフレ対策にリスクを取った投資は不要
続・インフレ対策にリスクを取った投資は不要
が秀逸な記事です。
コメントのやりとりも勉強になります。
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