ETFの誤解
日興アセットマネジメント コラムもっと知りたいETF!
ETF、世界の悩みは共通
ETF大国といばアメリカです。
他の国はどうでしょうか?
アジアでのETF
自体の認知とその流動性についてこのコラムでまとめられています。
ETFは日本語では「上場投資信託」ですが、名前が横文字で認知しづらいとか、日本語にすると長くてイマイチだとかよく言われます。
中国国内ではETFの認知度が低く、また、ETFという英語名に拒否反応を示す人が多く、中国語名である
「交易所交易基金(ジャオイースオジャオイージージン)」という名前は長すぎるという批判を受けるという発言がありました。
初めてETFという名前を聞いた時に新しくかっこいい名前だ。
ぐらいにしか思いませんでした。
私はETFが普及しない原因が名前だとは思いません。
ETFが普及しない原因
色々なしがらみがあると思いますが、証券・銀行等の販売会社がグロソブや通貨選択型の投信のように大々的に営業をかけることが一番効果的な普及策だと思います。
ETFが売れても販売会社に旨味がないのでなさそうですが。
ETFの流動性」についてETFの市場出来高が流動性ではなく
ETFの本質的な流動性はETFの投資対象の流動性にある
みたいです。
ETFの投資対象市場の取引時間とETFの取引時間が重なっているのが
高い流動性(量・価格=少ないスプレッド)が提供できる条件であり、
ETFの投資対象市場の取引時間とETFの取引時間を見ながら最適な
投資対象のETFを選択すべき
と述べられています。
アメリカでもETFの市場出来高にこだわっている投資家が多く、表面上の取引高が低いことで投資対象から外されているETFが多くあるようです。
しかし投資対象の流動性が高ければ指定参加者(ETFにバスケットを持ち込んで設定や交換をする証券会社)がETFの流動性を提供するマーケットメーカーとしての役割を果たします。
ETFは通常の投資信託よりも流動性を付加・拡張した仕組みになっているのが最大の特徴です。
とありますが、投資対象の流動性が高ければETFの流動性が高いと言われても流動性がわかるツールを現時点で私は知りません。
アメリカでは
ETFの市場出来高(市場外取引も含め)とETFの投資対象の流動性も合算し見せるようなツールの開発を考えている
とのことなので日本でも実現してほしいです。
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