VaRから見た 東証ETF/ETN市場の現状

投資

東証 : ETF・ETNスクエア
VaRから見た 東証ETF/ETN市場の現状(pdf)
~ダウンサイドリスクに配慮~

昨今の相場状況のなかで、ポートフォリオのダウンサイドリスクについて今回は
VaR(バリュー・アット・リスク)から見た、東証ETF/ETN市場の現状です。

VaR(バリュー・アット・リスク)とは?

  • 保有する金融資産が株価等の変動により損失を被るリスクのことを「市場リスク」と
    呼びます。
  • VaR(バリュー・アット・リスク)とは、「市場リスク」を計測するための代表的な
    手法の1つです。
  • VaRは、ある金融資産を保有する場合、一定の期間内に一定の確率の
    範囲内(信頼水準)の中で被る損失を表し、その値が大きいほど、損失が
    大きくなる可能性を表しています。
  • 通常VaRは保有資産の”変化額”にて算出を行いますが、ここでのVaRは”変化率”を
    表しています。

※記事より引用

「ヒストリカル法」を用いて、東証上場ETF/ETNのVaRの推計を行った結果、
低リスクなETF/ETNの銘柄は?
計測期間:2009年9月1日~2012年8月17日(727営業日)

※記事より引用 クリックすると拡大します

「リスクコントロール指数」や「債券指数」に連動するETFのほか、「業種別指数」に
連動するETFなどが上位に入っています。

MAXISトピックスリスクコントロール(5%)上場投信(1567)はVaRは2.7%と
TOPIX-ETFの8.4%と比べるとやはり低リスクですね。
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他に目を向けてみると

コード 銘柄名 VaR
1698 上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100)  8.2% 
1348 MAXIS トピックス上場投信 8.5%
1308 上場インデックスファンドTOPIX 8.6%
1318 上場インデックスファンドTOPIX Small日本小型株 8.6%
1306 TOPIX連動型上場投資信託 8.8%
1544 上場インデックスファンド日本株式(MSCIジャパン) 9.3%

高配当=ディフェンシブということなのでしょうか。
小型株よりもTOPIX連動型上場投資信託(1306)の方が低いことが驚きです。

また、同じTOPIXに連動するETFでもVaRに差があります。

VaR 0.1%の差をどう捉えるかは人それぞれですが、
私は日本株アセットとしてTOPIX-ETFの中でVaRが一番低い
MAXIS トピックス上場投信(1348)に今後も投資していきたいと思います。