バンガード バンガード®・スモールキャップ・インデックス・ファンドを含む2本のETFの経費率改定

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バンガード

2015年4月28日付ならびに2015年4月29日付目論見書で、下記バンガードの米国籍ETFと米国籍投資信託各1本の経費率が改定されました。

経費率が改定された米国籍ETFと米国籍投資信託

ティッカー 名称 直近の経費率 改定前の経費率 ETF概要
NAESX バンガード®・スモールキャップ・インデックス・ファンド 0.23% 0.24% 米国企業のうち、時価総額が上位85%~98%の約1,400銘柄を抽出して構成されるベンチマーク「CRSP USスモールキャップ・インデックス」のパフォーマンスに一致する投資成果を目指します。
BND バンガード・米国トータル債券市場ETF 0.07% 0.08% 米国における残存期間1年超の投資適格 課税対象債券市場(米国債、社債、米国以外の米ドル建て債券、モーゲージ債及びアセットバック証券など)のパフォーマンスを測定する指数かつ平均残存期間は5~10年に連動する投資成果を目指します。

2015年バンガードETF™・米国籍投信経費率改定のお知らせより

今回の改定

今回の経費率の改定は、

  • バンガードのスケールメリットを活用してファンド運用のコストを低減
  • 投資家の利益を優先

というバンガードの継続的な取り組みの一環として実施されたものです。

販売会社

  • NAESX・・・米ドル建ての外国籍投資信託でマネックス証券で購入できます。
  • BND・・・米国籍ETFでSBI証券、楽天証券、マネックス証券で購入できます。

注意点

マネックス証券ではNAESXを購入する場合、年0.60%(税抜)の「口座管理手数料」が、ファンドの経費に加えて負担しなければなりません。

また、エクスペンスレシオとは、ファンドの平均資産残高に対する運用その他の経費の比率(%)です。

エクスペンスレシオは毎年、決算日毎に見直され変動します。

最後に

2014年4月にVB、BNDの経費率が改定された
2015年2月にVTを含む5本のETFの経費率改定
ことに続いてのニュースです。

今回の経費率の改定はバンガードが投資家とwin-winの関係を築こうとしている現れです。

まさに低コストではなくアットコスト(適正なコスト)です。

私は分配金の再投資(再投資の効率性と信託報酬の差がどの程度、投資成績に影響するのか)わからないので、まだ海外ETFには投資していません。

しかし、嬉しいニュースです。

国内のインデックスファンドでもこのような信託報酬の引き下げをしてもらいたいです。