利率年1.36% ソフトバンク株式会社第47回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
後継者をニケシュ・アローラ氏に指名したソフトバンク株式会社から個人向け社債が起債されます。
正式名称は「ソフトバンク株式会社第47回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」です。
ソフトバンク株式会社第47回無担保社債(社債間限定同順位特約付)概要
名称/発行体 | ソフトバンク株式会社第47回無担保社債(社債間限定同順位特約付) |
売出価額の総額(円) | 1,000億円 |
利率(%) | 1.36%に決定(6/3) |
償還日 | 2020/6/18(期間:5年) |
条件決定日 | 2015/6/3に利率決定 |
募集期間 | 2015/6/4(木)~2015/6/17(水) |
払込日 | 毎年6/18、12/18 |
利払日 | 2015/6/18 |
申込単位 | 100万円以上100万円単位 |
格付け | A-(JCR) 2015/6/3取得予定 |
※ソフトバンク株式会社第47回無担保社債(社債間限定同順位特約付)より
中間利率は年1.30%になります。
無担保社債とは
元利金や償還金を支払うための担保は設定されていない社債です。
社債間限定同順位特約付とは
発行者が当該社債以外の社債に対して担保を設定する場合には、当該社債にも同等の担保を設定することです。
リスク
社債の信用リスクと利回りの得失を個人投資家が判断するには格付け会社による各社の格付け、さらに日本証券業協会のホームページの格付けマトリックス表などを見て、利回りの見当をつけることは出来るかもしれません。
しかし、格付けに頼るのは危ういです。なぜなら
発行体から格付け手数料をもらう格付け会社のビジネスモデルに問題があることは、サブプライム問題で嫌というほど明らかになったが、この点は根本的に改善されていない。
また、実績から見て、格付けの悪化は、発行体の状況悪化が公知のものとなって、債券の利回りが上昇した後で行われることが多い。
これでは格付け会社ではなく、「後付け会社」とでも呼びたくなる。
個人向け社債ブームにあえて水を差す|山崎元のマネー経済の歩き方より
販売会社
- 野村證券
- 大和証券
- みずほ証券
- SMBC日興証券
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
- SBI証券
- 岩井コスモ証券
- 岡三証券
- 東海東京証券
- SMBCフレンド証券
- 水戸証券
ソフトバンク株式会社 無担保社債(劣後特約付) 発行履歴
回 | 期間 | 利率 | 償還日 | 発行総額 |
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第47回(今回)
|
5年
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2020/6/18
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1,000億円
|
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第46回
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5年
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1.260%
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2019/9/12
|
4,000億円
|
第45回
|
5年
|
1.450%
|
2019/5/30
|
3,000億円
|
第44回
|
7年
|
1.689%
|
2020/11/27
|
500億円
|
第43回
|
5年
|
1.740%
|
2018/6/20
|
4,000億円
|
第42回
|
4年
|
0.467%
|
2017/3/1
|
700億円
|
第41回
|
4年
|
1.470%
|
2017/3/10
|
3,000億円
|
第40回
|
5年
|
0.732%
|
2017/9/14
|
100億円
|
最後に
個人向け変動国債10年の利率が低下している中、魅力的な利率です。
しかし、利率を比較し少しでも良い金利の個人向け社債に対して
「この会社なら大丈夫だろう」
「まあまあの利回りだ」
という勘だけに頼って、投資をするのはハイリスクです。
孫社長は19歳のとき「20代で名乗りを上げ、30代で軍資金を貯める。40代でひと勝負かけ、50代で事業を完成し、60代で継承」と決めた方ですが、ソフトバンクが5年以内に倒産するかどうか、私にはわかりません。
また、後継者をニケシュ・アローラに指名したことがソフトバンクにどのような影響をもたらすかも未知数です。
投資判断は自己責任でお願い致します。
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