支出は有効フロンティアを徹底的に追及する

節約・家計管理

満足

一般的に支出の額が増えれば生活の満足度は上がっていきます。

例えば自動車の場合、軽自動車と高級外車では乗り心地は全然違うでしょう。

布団でも綿とテンピュールでは寝心地の差は雲泥でしょう。

ある程度の支出額を超えると満足度は鈍化する

支出額を増やせば増やすほど、満足度は無限に上昇するかと言うとそうではないです。

テレビが19インチ(約27,000円)から32インチ(約32,000円)にグレードを上げた場合、実際の見た目はかなり大きく感じ細かい部分もよく見えるようになるでしょう。値段の差は約5,000円です。

これが32インチ(約32,000円)から47インチ(約164,000円)になった場合、確かに大きくなりますが、32インチから47インチの価格差約13万円分の満足度が上昇するかというとそうでもないでしょう。

支出は有効フロンティアを追及する

アセットアロケーションでは有効フロンティア(リスクに対する期待リターンの効率がベストの投資機会集合)は特に気にしていませんが、これを支出に置き換えた場合は徹底的に追及します。

投資の場合はリスクに対する期待リターンですが、支出の場合は支出額に対する満足度の効率がベストであるとしています。


 

常に支出する金額に対して、どれぐらいの満足を得られるかを考えて支出しています。

一時的な支出から毎月の継続的な支出まで全てに適用

一時的な支出の場合

スマートフォンの場合、SNSや通話しかしないのに最新のiPhoneを購入してもオーバースペックです。

最初は周囲への顕示欲により満足度は高いですが、1年もしたら満足度はかなり低くなるでしょう。

SNSや通話だけであれば1.5万円も出せば、arp AS01Mなどそれなりのスペックの格安スマホはあります。

毎月の継続的な支出の場合

家計簿がイメージしやすいです。

毎月の支出を15万円にしたいと考えた場合、住居費、車、保険、食費、日用品費、趣味、交際費、などの項目の中で、どれにどのくらい支出すれば最も満足度が高いのかを考え、実行することが重要です。

最後に

 

1つの買い物・支出でも、複数の選択肢がある中で

  • 同じ支出額でも最大の満足度を
  • 同じ満足度でも最小の支出額を

ことを選択していくことが大切です。