2025年セゾンカード「カードサービス手数料」拡大!主要無料カードも有料化、その全貌と回避策

2025年8月より、セゾンカードの一部「年会費無料」をうたうクレジットカードにも1,650円のカードサービス手数料制度が新たに適用されることが公式発表されました。
その仕組み・対象カード・回避方法、そして今後の展望や代替策まで、徹底的に掘り下げてご案内します。
カードサービス手数料とは?徹底解説
「カードサービス手数料」とは、過去1年間に一度もカード利用(または支払い)がない場合に翌々月4日に口座から自動引き落としされる維持手数料です。
- 利用判定期間:入会月の1日から翌年同月末日まで
- 対象となる利用:1円以上のショッピング/キャッシング(家族カード・ETCカードも集計)
- 対象外になる請求:カードサービス手数料自体や再発行手数料、明細書発行手数料など
従来は年会費無料のカードにも発生しなかったこの負担が、2025年8月以降拡大します。
なぜ導入されるのか?
理由は公式発表で「継続的なサービス提供のため」と明記されています。利用頻度の低い会員が増えることで、システム利用やサポート維持の総コストが上昇したことが背景と考えられます。
2025年8月適用、手数料対象カード一覧
2025年8月から追加される主な対象カードは以下のとおりです。
カード名 | 初回請求日 | 手数料(税込) |
---|---|---|
SAISON CARD Digital | 2026年10月5日 | 1,650円 |
セゾンカードインターナショナル デジタル | 2026年10月5日 | 1,650円 |
SAMURAI BLUEカード セゾン | 2026年10月5日 | 1,650円 |
Likeme by saison card | 2026年10月5日 | 1,650円 |
Likeme by saison card Digital | 2026年10月5日 | 1,650円 |
なぜ「改悪」と言われるのか?
これまで年会費無料カードとして人気だったSAISON CARD Digitalなどが、たとえ使わなくても維持コストが発生する“実質有料化”へと大きく変貌したためです。
- ミニマリストやサブカード利用層にとって、保有のメリットが薄くなる
- Apple Pay・Suica等への少額チャージで回避可能だが、付帯特典維持やキャンペーン狙いユーザーには管理コスト増に
カードサービス手数料を回避する方法は?
- 1円以上のショッピング利用、またはキャッシング利用をする
- Suicaなど交通系電子マネーへの1円チャージでも“利用”判定にカウント
- 家族カード・ETCカードの利用分も加算
とくにSuicaやQUICPay、ネット通販での少額購入などで年に一度だけ使えばOKです。
利用履歴・加入月の確認方法
- Netアンサー(Web)
- セゾンPortalアプリ
- カード送付時の台紙
カードを解約したいときは?
- NetアンサーやセゾンPortalアプリ
- ただし、キャッシュカード一体型セゾンカードなどはWeb不可。窓口対応が必要な場合あり
- 解約前にポイント・特典消化も忘れずに
他カードとの比較や代替案は?
- JQ CARDセゾンや三井住友カード、楽天カードなど他社無料カードは現時点でこの手数料制度なし
- JQ CARDのような交換可能ポイントカードに乗り換えも一手
- 使わないサブカードは整理し、本当に利用するカードへ集約がおすすめ
- マイナーな金融機関系セゾンカードは、系列銀行のメリットも利用して維持コスト低減可能
なぜ今この変更?将来の展望は?
クレジットカード業界全体で「実質年会費有料化」「利用促進型サービス移行」の動きが強まっています。
券面の維持やセキュリティ投資、AIやDX化でのサービス向上コストを非利用者にも公平負担させる方針の一環とも言えるでしょう。
今後、他社カードで同様の流れが拡大する可能性もあり、最新動向には注意が必要です。
よくある質問(FAQ)
- Q. どのくらい使えば手数料が回避できますか?
A. 対象期間(入会月から1年)内に、1円以上のショッピングまたはキャッシング利用があればOKです。 - Q. 家族カードやETCカードだけの利用でも大丈夫?
A. 家族カードやETCカードの利用分も合算されます。 - Q. ポイント支払い、キャッシュバックでも対象?
A. ポイント利用は利用判定に含まれません。現金・電子マネー利用または残高返済が必要です。 - Q. 既存ユーザーにも請求されますか?
A. すでに対象カードを保有している方も、2025年8月以降に初回手数料が発生します。 - Q. 解約金などは発生しますか?
A. 解約は原則無料ですが、解約時期により未払いの手数料は請求される場合があります。
まとめ:AI時代のクレカは「使って守る」が鉄則–自分に最適な1枚を選ぶ目を養おう
2025年8月以降、「年会費無料でも“使わなければ有料”」が新常識となります。
お得なカード情報が可視化されやすい今こそ、“惰性保有”からの脱却、賢いクレジットカード活用戦略が求められます。
運用状況やライフスタイル、目的に合った最適なカードラインナップへ見直す機会にしてみてください。