自宅出産の費用はいくら?細かい項目も公開@名古屋市

税(還付・控除)・助成・給付

4月に自宅出産をし、長男が産まれました。

お産のほとんどは1950年ぐらいまで自宅で行われて、産婆さんが取り上げていました。

その割合(自宅またはその他の出産)はなんと95.4%にも上ります。

しかし、現在は約98%のお産が病院・診療所となっています。

※厚生労働省人口動態調査より

そんな中、我が家では妻の希望で自宅出産をしました。備忘録もかねて自宅出産の費用を記事にアップします。

自宅出産の事前情報

出産場所

名古屋市の自宅

お産の取り上げ

助産師さん2名

出産時の助産師さん自宅滞在時間

約5時間

出産後の助産師さんの自宅訪問日数

5日

自宅出産時の費用

項目 内訳 金額(円)
入院料 寝具・食費・光熱費・雑費等
1日17,000円×0日
0
分娩料 分娩料 300,000
分娩管理料 3,000
新生児保管管理料 1日5,000円×5日間(1ヶ月健診まで) 25,000
先天性代謝異常検査・VK2投与 3,000
処置・手当料 褥婦の管理料1日5,000円×4日間 20,000
産科医療保障制度 16,500
その他 胎盤・汚物処理料 3,000
衛生材料費 0
文書料(出生届、領収・明細書等)
1通2,000円×2通
4,000
搬送管理料 0
合計 374,500

出産育児一時金は利用できます

出産育児一時金は出産1人につき42万円の一時金が支給されます。

支給条件として

  • 国民健康保険、健康保険に加入している
  • 妊娠85日以上(妊娠4ヶ月以上)で出産している

があり、自宅出産でも条件に当てはまっているため、出産育児一時金を利用することができます。

出産費用が42万円未満だけど差額はどうなるのか?

42万円から分娩費用を引いた金額はしっかり支給されます。

我が家の場合は差額の

45,500円=42万円(出産育児一時金)-374,500円(分娩費用)

が給付されます。

「直接支払制度」を利用したため、分娩費用を支払うことなく差額の45,500円が指定口座に振り込まれます。

最後に

長女、次女は病院出産だったため、分娩費用・入院費用で42万円以上かかりました。

今回、長男を自宅出産した費用は374,500円でした。自宅出産は病院と比べると出産費用は少なくなります。

しかし、メリットだけではありません。自宅出産は病院のような緊急時に対応できる医療機器がないので、母子に最悪の事態が起こる可能性も0ではありません。

我が家では妊娠中の経過に異常が無い、素晴らしい助産師さんに出会えた、など様々な条件が合致したため、妻の希望で自宅出産という選択をしました。