老後不安の呪縛を捨てよう
山崎元のマネー経済の歩き方
老後不安の呪縛を捨てよう
金融業界にとって最も恐ろしい本として
あんしん・お気楽!年金15万円のゴージャス生活
が紹介されています。
「年金をはじめとする各種制度の賢い使い方や、いざというときに
どうしたらいいかについては、かつての経理マンらしい几帳面さで
対策が書かれているから、15万円という金額に納得しない方にも
一読の価値がある。」
本です。
15万円で文化的で健康的な生活が出来るのは驚きです。
よく引き合いに出されるのが生命保険文化センターの
老後の生活費はいくらくらい必要と考える?
にて「ゆとりある老後生活費」で36.6万円です。
また老後の最低日常生活費は22.3万円です。
日本の平均寿命は男性:79.64≒80歳、女性:86.39≒86歳なので
※厚生労働省 平成22年簡易生命表の概況 平均寿命の国際比較より
60歳で定年退職し老後の期間を男性を80歳までの20年間、
女性を86歳までの26年間とすると
となり、ゆとりある老後生活費と月15万円生活では
=1億628万円-4,356万円
=6,272万円
もの差が出ました。
月15万円の年金で暮らしは
「毎月、家賃3万5000円の市営住宅に住み、毎月の食費が4万5000円、
被服費7000円、通信費8000円といった生活をされていて、
趣味として英会話(頭の体操にいいらしい)を習い、近隣住民に開放されている
大学や市役所の食堂や図書館などを有効に活用し、毎月1万円を貯金しています」
確かに少ない年金ではお金を使う贅沢な生活は出来ませんが、
十分に楽しく、かつそれなりに格好よく暮らすことは可能です。
「公的年金は現在の受給者ほどの「使いで」がない額に削られるだろうが
(実質的に2~3割の削減は覚悟しよう) 」
とありますが若いうちから正しく節約、貯蓄を行い生活が肥大化をしないよう
意識していれば必然と老後の生活費も少なくなり必要以上の「老後不安」は
払拭出来ると思います。
また、節約・貯蓄のみならず何を持って自分は幸福であるか。
その幸福を得るための能力の向上、健康の維持にも
努めなければならないと思います。
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