SBI証券と住信SBIネット銀行との外貨入出金サービスは伊達じゃない
SBI証券が住信SBIネット銀行との外貨入出金サービスを開始という記事を書き、海外ETF(米国ETF)にリレー投資で為替手数料(スプレッド)を節約する場合、
- 1万米ドル以上1万米ドル単位であれば SBI FX α
- 1万米ドル未満の場合は住信SBIネット銀行
を利用した方がいいでしょう。 という結論にいたりました。
便利といえば便利・・・それまでではないでしょうか。
もう一つの技
それはSBIカードの米ドル決済サービスです。
海外旅行や海外WEBサイトでの買い物(主に米国)をする場合、当然ですが値段はドルで提示されます。
日本人が日本でクレジットカードを作成した場合、基本決済方法は円のみです。
しかし、海外のWEBサイトで買い物をする場合はドルで支払う必要があるため、
クレジット会社が提携している為替業者を通じて自動的に円への両替が行われます。
その際にクレジットカード会社が定めた事務手数料(VISA、Masterが1.63%、JCBが1.6%に設定しているケースが多い)が必要になりとても割高です。
しかし、SBIカードの決済銀行に住信SBIネット銀行を指定するとドル決済サービスが利用でき、事務手数料は必要ありません。
※個別の外貨利用分を指定して住信SBIネット銀行米ドル普通預金から支払えます。
海外で$100の買い物をすれば、住信SBIネット銀行の米ドル預金から$100が決済されます。手数料が発生しないのに加え、SBIカードのポイントも貯まります。
※米ドル以外での利用では円ドルに3円を上乗せしたレートを基準に更に1.63%を上乗せで計算されるので注意が必要です
海外利用時の手数料を更に節約
2012年10月現在、住信SBIネット銀行で米ドル外貨預金を買付すると1米ドルあたり9銭の為替手数料(スプレッド)がかかります。
しかし、SBI証券が提供しているSBI FX αを利用した現引きを行うと為替手数料(スプレッド)が1米ドルあたり1銭です。
金融機関 | 1米ドルあたりの 為替手数料(スプレッド) |
取引単位 |
住信SBIネット銀行 | 9銭 | 1セント以上1セント単位 |
SBI FX α | 1銭 | 1万米ドル以上1万米ドル単位 |
※ 2012/10/9現在
SBI FX αのデメリットとして
- 1万米ドル以上1万米ドル単位
- 1万ドルを現引するには、保証金10万円+1万ドル分の円貨の105%の資金が必要
があげられます。
まとめ
図にすると
になり、海外ETF(米国ETF)にリレー投資と同じような結論ですが、
- 米ドルで買い物をするならSBIカード
- 住信SBIネット銀行を決済口座にしドル決済サービスに申込
- 1万米ドル以上ならSBI FX αで現引き
- 1万米ドル未満なら住信SBIネット銀行で外貨預金を買付
- 金額によってはあわせ技も
海外旅行や海外WEBサイトで米ドル支払いをするときは、海外利用時事務手数料や為替手数料(スプレッド)など無駄なコストをかけずに利用する事ができます。
<参照金融機関>
SBI証券
SBIカード
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