「iシェアーズ」が外国債券市場への連動を目指すETF3銘柄を東証に上場予定
ブラックロック・グループが運用を行う、ロンドン証券取引所で上場されている上場投資信託(ETF)3銘柄について、本日10月30日に東京証券取引所により上場が承認されたことを発表しました。
当該 3 銘柄の上場は 11月19日を予定しており、同日より全国の証券会社を通して取引所での売買が可能となります。
11月19日上場のETF3銘柄概要
コード | 銘柄名 | 対象指標 | 管理費用 | 純資産残高 |
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1361 | iシェアーズ 米国ハイイールド債券ETF (iBoxxドル建てLHYC) |
Markit iBoxx 米ドル建てリキッド・ハイイールド・キャップト指数 | 年0.50% |
約1,134億円
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1362 | iシェアーズ 新興国債券ETF (バークレイズLocal EM国債コア) |
バークレイズ新興市場自国通貨建てコア国債インデックス | 年0.50% |
約2,068億円
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1363 | iシェアーズ 米国債ETF (バークレイズ米10年国債) |
バークレイズ米国国債(10年ターム)インデックス | 年0.20% |
約900億円
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※東証 : 11月19日(水)、 外国債券を投資対象とする3銘柄のETFが新規上場します ~ETFの運用残高で世界最大手の「iシェアーズ®」 東証上場シリーズ第3弾~より
Markit iBoxx 米ドル建てリキッド・ハイイールド・キャップト指数とは
「Markit iBoxx 米ドル建てリキッド・ハイイールド・キャップト指数」は先進国の企業が発行した投資適格未満の米ドル建て債券を構成銘柄としており、米ドルハイイールド社債市場をバランス良く代表することを目指して設計された時価総額加重平均型の指標です。
2009年6月30日を基準日とし、その日の時価総額を100として算出されています。
バークレイズ新興市場自国通貨建てコア国債インデックスとは
「バークレイズ新興市場自国通貨建てコア国債インデックス」は新興市場の国債(自国通貨建て)で構成された時価総額加重平均型の指標です。
現在の指標組入れ対象国はブラジル、チリ、コロンビア、ハンガリー、インドネシア、マレーシア、メキシコ、ペルー、フィリピン、ポーランド、ルーマニア、ロシア、南アフリカ、タイ及びトルコの15か国で、各国の指標に占めるウエイトは10%を上限としています。
2008年7月1日を基準日とし、その日の時価総額を100として算出されています。
バークレイズ米国国債(10年ターム)インデックスとは
「バークレイズ米国国債(10年ターム)インデックス」は償還残存期間7年以上10年未満の米国債(米ドル建て)で構成される時価総額加重平均型の指標です。
1998年12月31日を基準日とし、その日の時価総額を100として算出しています。
JDRとは
JDRとは、「Japanese Depositary Receipt」の略で、日本版預託証券と訳される。
ここでいう、「預託証券(DR)」とは、取引制度の違い等により、国内の投資家が直接取引できない外国株式を、国内の金融機関が現地で保有し、その外国株式を担保として発行される証券のこと。
アメリカのADR(American Depositary Receipt)やヨーロッパのGDR(Global Depositary Receipt)と同様に、外国の株式や債券、ETFなどを日本国内で円滑に流通させるために整備された枠組みである。
最後に
iシェアーズから
- 米ドル建て高利回り社債指数への連動を⽬指すETF(1361)
- 現地通貨建ての新興国債券指数への連動を目指すETF(1362)
- 残存期間7-10 年の米国債指数への連動を目指すETF(1363)
が上場されます。
私は外国債券に現在投資していませんが、投資家の選択肢が増えてうれしいです。
今後はiシェアーズのACWI(先進国および新興国株式市場全体の時価総額85%をカバー)が上場されることを望みます。
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