株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 第 29 回期限前償還条項付 無担保社債 (実質破綻時免除特約および劣後特約付)(サステナビリティボンド) 期間10年 利率:当初 5 年間0.345% 申込2021/7/19-7/29
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループが、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 第 29 回期限前償還条項付 無担保社債 (実質破綻時免除特約および劣後特約付)(サステナビリティボンド)を発行します。
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 第 29 回期限前償還条項付 無担保社債 (実質破綻時免除特約および劣後特約付)(サステナビリティボンド)の概要
申込期間
2021 年 7 月 19 日(月) ~ 2021 年 7 月 29 日(木)
利率
期間 | 決定条件 | 仮条件 | 中央値 |
---|---|---|---|
当初5年間 | 年 0.345% | 年 0.150%~年 0.550% | 年0.35% |
以降 5 年間 | 年 0.470% | 5 年国債金利に 0.250%~0.650%を加算したもの。ただし、かかる利率が 0%を下回る場合は、0%。 | 5 年国債金利に 0.45%を加算し、小数点以下第 3 位を切り上げたもの |
期限前償還可能日
- 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループは、2026年7月30日に、あらかじめ金融庁長官の確認を受けたうえで、残存する本社債の全部(一部は不可)を、期限前償還がなされる日(以下「期限前償還期日」といいます。)までの経過利息を付して、額面100円につき金100円の割合で、期限前償還することができます。
- 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループは、払込期日以降、税務事由または資本事由(以下「特別事由」と総称します。)が発生し、かつ当該特別事由が継続している場合、あらかじめ金融庁長官の確認を受けたうえで、残存する本社債の全部(一部は不可)を、期限前償還期日までの経過利息を付して、額面100円につき金100円の割合で、期限前償還することができます。
発行価格
各社債の金額100円につき金100円
申込単位
100 万円以上 100 万円単位
利払日
毎年 1 月 30 日 および 7 月 30 日 (初回利払日:2022 年 1 月 30 日)
償還日
2031 年 7 月 30 日(10年債)
格付け
A+(R&I)、A+(JCR) 〔条件決定日に取得予定〕
発行額
未定
情報ソース:株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ第29回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)(サステナビリティボンド)(PDF)
三菱UFJフィナンシャル・グループとは
三菱UFJフィナンシャル・グループは三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJ証券ホールディングス、三菱UFJリース、三菱UFJニコスなど主要中核5社を中心とした「総合金融グループ」であり、金融事業をしている。
サステナビリティボンドとは
債券の発行代わり金の資金使途が、地球環境および社会化課題解決双方に資するプロジェクトに限定されている債券です。
販売金融機関
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
- 大和証券
- 野村證券
- 岡三証券
- 東海東京証券
- 丸三証券
期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)について
期限前償還条項とは
債券が満期前に償還することです。
早期償還条項には、発行体の任意によって全部または一部が償還されるものと、あらかじめ条件を定めその条件を満たした場合に償還されるものがあります。
通常、満期前に償還すると、本来満期までの間に受け取れるはずだった利息は受け取れなくなります。
債券の発行体が償還可能日に繰上償還する権利を有している代わりに、同期間の債券よりも利率(クーポン)が高くなっているのが特徴です。
無担保社債とは
元利金や償還金を支払うための担保は設定されていない社債です。
実質破綻時免除特約とは
債券の発行元が破綻状態になった際に、その発行元は償還金の決定方法に関わらず、元利金や利息の支払いをする義務をすべて免除されるという特約のことを言います。
劣後特約とは
普通社債に比べ、元本と利息の支払いの順位が低い債券に付けられる特約のことです。この特約が付いた債券を劣後債といいます。
劣後債は発行体が破綻した場合の弁済順位が普通社債に比べ劣りますが、一般的に普通社債に比べ利回りが高くなります。
リスク
社債の信用リスクと利回りの得失を個人投資家が判断するには格付け会社による各社の格付け、さらに日本証券業協会のホームページの格付けマトリックス表などを見て、利回りの見当をつけることは出来るかもしれません。
しかし、格付けに頼るのは危ういです。なぜなら
発行体から格付け手数料をもらう格付け会社のビジネスモデルに問題があることは、サブプライム問題で嫌というほど明らかになったが、この点は根本的に改善されていない。また、実績から見て、格付けの悪化は、発行体の状況悪化が公知のものとなって、債券の利回りが上昇した後で行われることが多い。これでは格付け会社ではなく、「後付け会社」とでも呼びたくなる。
個人向け社債ブームにあえて水を差す|山崎元のマネー経済の歩き方より
最後に
あまり魅力的な利率ではありません。
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループが約10年以内に倒産するかどうか、私にはわかりません。
投資判断は自己責任でお願い致します。
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