投資信託は日本でなぜ売れないのか?

投資

ガッカリ

山崎元のマネー経済の歩き方
投資信託は日本でなぜ売れないのか?

循環的要因・・・投信は相場商品なので、投資家が儲かる環境がある程度
続かないと販売が伸びにくい。

構造的要因・・・運用会社は、販売会社が自社の商品を売る
気になるように手数料の高い商品を投入した。

 と二つの理由があると述べられています。

ニュースやドキュメンタリーで取り上げられたりする

退職金の運用を考えていて個別株ではリスクが大きい。
でも運用をしたいがどうしていいのか分からずに
テレビ番組のスポンサーにもなっている有名な証券会社に相談へ。

証券会社の営業マンに会ってみると信用の置けそうな人だと思い
勧められるがままに今流行っている投資信託を
どんなものか分からずに購入。

あれよあれよという間に基準価額が下落し3割も投資額が減る。
今度の投資信託は大丈夫だと営業マンに言われて
保有投資信託を売却し新しい投資信託を購入。

新しい投資信託も基準価額が下落・・・回転売買・・・底なし沼へ

というような話を親、親戚、知人などから聞いている今の若い人たちは
投資信託のメリット(小口投資・分散投資・個人では投資しにくい投資対象に投資可能)
を知らない人が多いように思います。

最後に

投資のすそ野を広げるためには悪しき慣習から脱却し、
投資家-販売会社-運用会社がwin-winの関係を築けるような
商品の登場を願っています。

例えば、既に償還されてしまっていますが
ノーロードファンド(維新)

・ノーロード(販売手数料なし)
・アクティブファンド
・信託報酬:0.105%
・TOPIXを超えた分の20%を成功報酬として受け取る

のようなファンドが、改善の余地(問題点)はありますが
良心的なのではと思います。