新興国株式投信、逆風での資金動向

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新興国株式投信、逆風での資金動向

2011年、新興国株式に投資を行なう投資信託で最も運用成績が良かった
投資信託は「アムンディ・インドネシア ファンド《ガルーダ》」(アムンディ)の
プラス3.7%でした。

投資信託全体ではHSBCインドネシア債券オープン(毎月決算型)が
プラス14.28%で一番でした。株式でも債券でもインドネシアが
2011年ではもっとも運用成績が良かった投資対象になります。

関連記事:2011年の運用成績ランキング 

新興国株式投資信託の資金流入状況データ

※レポートより引用

となっており、
「新興国株式に投資する投資信託では、上位30本中半数を占める
15本が単一国または特定地域(中国圏など)に投資するものでした。」
 「投資地域を限定すると、投資信託がスタートする前後でのセールストークがしやすく、
投資家も話を聴いて具体的にイメージしやすい、つまり売りやすいという
特徴があります。」
 「ファッションのように次々に「流行」の投資先が変わっていくわけです。」

BRICS、VISTA、Next11など新しい用語が出て来てはセールストークに
使われていたと思います。
確かに経済成長率は高いですが、株価とGDP成長率は必ずしも相関関係が
あるとは言えません。

関連記事:新興国投資も「分散」が効かないカップリング 

>注目したい 6位:eMAXIS新興国株式インデックス
8位:STAM新興国株式インデックス・オープン
18位:Funds-i 新興国株式

「低コストのインデックス運用の投資信託は、若い投資家が自分の資産形成を
するために毎月積み立てのように購入したり、安くなった(下落した)タイミングで
追加投資をするなど、長期保有を前提とした使い方をする投資家が多いようです。」

ノーロード低コストのインデックス投資信託は積立投資を行っている方が多く
毎月コンスタントな資金流入が見込めると思います。
投資信託全体で考えれば小さな資金流入額ですが、販売会社の
セールスマンの人件費がかかってない(と思われる)事を考えれば
費用対効果は抜群だと思います。

今後、ノーロード低コストのインデックス投資信託の純資産額が
増え続けて運用会社-販売会社-投資家のトリプルWinの関係が
築ける環境が来る事を願っています。