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個人投資家にとってのオルタナティブ投資

2012年5月6日投資

山崎元「ホンネの投資教室」
個人投資家にとってのオルタナティブ投資

オルタナティブ投資とは上場株式や債券に投資しポートフォリオを構築していく、
いわゆる現物証券の買持ちポジションに基づく投資スタイルが一般的でした。

こうした投資スタイルを「伝統的投資」とすると、最近出てきた未公開株式や
不動産、更には石油や貴金属といった金融商品等への投資を
「オルタナティブ投資」または「代替投資」と呼びます。

新・証券投資論Ⅱ 実務編では数あるオルタナティブ投資を

伝統的ベータ・・・伝統的な資産の市場リスク
エキゾチック・ベータ ・・・非伝統的な資産の市場リスク
アクティブ・アルファ ・・・市場リスクによらない超過リターン
という観点を組み合わせて分類しています。

オルタナティブ投資を行う金融商品は、機関投資家向けのものが
中心でしたが、最近では個人投資家でも投資できる商品も出てきています。

一般的に、株式や債券とのリスク・リターンの相関が低いと言われているので
注目を集めていました。

しかしオルタナティブ投資商品の評価は難しいのは以下の理由からです。

・客観的なパフォーマンスデータに接すること(生き残りバイアス)
・商品によっては、運用内容が十分公開されていない
・過去に優れた成績を上げたファンドが、今後の投資対象として優れているといい難い
投資を検討する場合は十二分に情報を吟味することが必要です。
・ドル換算では毎年10%の利益でも日本円に換算すると
どのようなパフォーマンスになるか
・投資内容が理解できるか
・過剰なリスクをとっていないか 等。

更に
・成功報酬は、運用資産の価値を原資産とするコールオプションなので、
オプション価格として定率の手数料と比較することができるが、概していえば、
この水準は馬鹿馬鹿しいほど高いことが多い

・ファンド・オブ・ファンズになっている商品の場合、運用報告書に表れる
信託報酬だけでなく、ファンド内、あるいはファンド間の売買手数料や
トレーディング損益の形で実質的な手数料を抜き取っているケースもある。
資産運用にとって、コストは重要な
チェック項目です。
費用に見合った役割をその金融商品が投資期間中
担ってくれるかどうか(大抵は担ってくれませんが)がポイントです。

水瀬ケンイチさんの梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)で
ヘッジファンドを今後の自分の投資に活用できるかどうか?まとめられています。
魅惑のヘッジファンド、それ自分の投資に活用できる? (その1)
魅惑のヘッジファンド、それ自分の投資に活用できる? (その2)

かく言う私ですが、オルタナティブ投資をしています。
新興国株式です。
「資本」を提供して、資本の生産果実を受け取ることが出来るからです。

個人投資家の場合、
(1)意味のあるリスクを取ること
(2)実質的な手数料が高すぎない商品に投資すること
(3)仕組みが理解出来るなるべくシンプルなものに投資すること
の要件を満たす、新興国債券、不動産、インフラ投資のようなエキゾチック・ベータの
リスクを取る商品で、シンプル且つローコストなものがあれば、投資を考えても
いいのではないか
と締めくくられています。

オルタナティブ投資と一口にいっても、その商品性は様々です。
実際に投資するに当たっては、商品の特徴を理解した上で行うことが肝要です。

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